入門者でも海外の競馬

多くの日本馬が海外の重賞レースに参戦しますが、好成績をあげるかどうかは馬の適性次第です。このため、入門者であっても最低限の知識だけで競馬に勝つことが可能です。

海外の競馬は、地域によって特徴が異なります。イギリスやフランスなど、ヨーロッパは日本に比べて芝が重く高低差のあるタフなコースが特徴です。このため、瞬発力勝負に強い馬よりは上がりのかかるタフなレースを得意とする馬に適性がありますが、馬群が密集するうえに序盤から前方にポジションを取る必要があり、精神力やダッシュ力も要します。このような適性を持つ日本馬はほとんど存在しないため、ややメンバーの落ちるレースでは買えますが、メンバーレベルの高いレースでは購入を控え、現地の馬を中心にした方が回収率は上がります。

ドバイのメイダン競馬場では、ドバイミーティングの日にダートと芝のG1レースが開催されます。目玉となるダートのドバイワールドカップは、アメリカと現地UAEの馬が中心となるため、日本馬は一切買う必要がありません。

一方シーマクラシックやターフは、条件によっては日本馬の独壇場となることもあり、スローペースになりそうな時は、格下と言えるような遠征馬でも積極的に購入するのが良いでしょう。香港では、シャティン競馬場が中心となります。シャティンはやや芝が重いため、道悪に実績のある馬を中心に買うことで回収率が上昇します。